2009年08月03日

綾渡の夜念仏と盆踊





国の重要無形民俗文化財である「綾渡の夜念仏と盆踊」が行われます。

8月10日と15日の
午後7時から夜念仏。
午後8時半ごろから盆踊です。

夜念仏は、若連中(35歳までの青年)の盆の行事で、
昔は旧暦の7月1日から17日まで行っていました。

しかし、青年が少なくなったため、昭和35年に保存会を結成しました。
そして、新仏の家を回ることもなくなり、
今では8月10日と15日に平勝寺境内で行っています。

盆踊は、太鼓や三味線などの楽器を使わずに、
「音頭とり」の歌う唄に合わせて
下駄の足拍子だけで踊る素朴な踊りです。

昔は、
新仏のある家で夜念仏が終わると、その家からお茶やお菓子が出されます。
故人をしのびながら休み、ご馳走になったからといって、
折子灯篭を立てて、その周りで手踊りを踊りました。

今は音頭とりが踊りの輪の外で歌いますが、
昔は歌に自信のある人が、踊りながら歌ったといわれています。

昭和20年代の終わりごろから、
平勝寺境内の盆踊に女のひとや子どもたちも参加するようになり、
今では、老若男女が輪になって踊ります。

  


Posted by 一道 at 22:02Comments(2)夜念仏と盆踊