2018年10月31日

NHKワールドTV 「外国人が発見するお盆」




 日本人の心を探して外国人二名が旅をする。
 そのような設定で世界に向けて25分間、平勝寺と綾渡を紹介する番組が制作されました。八月十日のお施餓鬼法要から十六日の送り火まで多くのスタッフが綾渡に来て、お盆の行事を取材し、テレビ番組ができました。
 
 平成30年11月20日と21日にBS1で放映される予定ですが、それに先立ってNHKワールドジャパン(英語チャンネル)で放送されることを知ったので早速見ました。

 見たいかたは次のURL(インターネット上のWEBサイト)を入力すれば見ることができます。
www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/special/episode/201810060030/

または「NHK world JAPAN」の無料アプリをインストールして「Know, Love, Aichi」の項をタッチしたのちスクロールすれば「Spiritual Explorers Obon」が出てきます。これは以後一年間放映されると言っていました。

放映された内容を以下に述べます。
 
 旅する外国人二名はサラフィナさん(アメリカ人、ミュージシャン)とエバレットさん(アメリカ人、写真家)です。
 綾渡からの出演者は寄田錡さんと田口茂和さんです。
 私と家内、藤森先生その他、綾渡の人びとが少し出ます。
 写真家エバレットさん(上の写真)と私は初対面でしたが、私の兄弟弟子と友人であり、打ち解けて話すことができました。
 
 嘉永六年(1853)、浦賀沖にアメリカ合衆国のペリーの率いる黒船四隻が来航しました。ペリーは日本に開国を迫りました。
 その黒船に乗ってきた写真家エリファレットは今回綾渡に来たエバレットさんのご先祖さまでした。

 エバレットさんが探し求めて綾渡に来たのは、ラフカディオハーン(小泉八雲)が感じていた「お盆」の精神性でした。それが今も確かに綾渡に存在していたと語っています。
 
 出演者である田口茂和さんは迎え火(Welcome Fire)を焚き、アメリカ人ふたりを仏間に案内して自分の気持ちを語りました。
 私が共感したのは以下の言葉です。
 
「仏壇に位牌があるということは、亡くなったご先祖さまが今もこの屋根の下で生活している気持ちです。亡くなった祖父、父とは会えないが一緒にいるような感じです。お盆の準備をすることで気が安まります」
(These tablets mean the dead are still here with us. We can't see them, but we're still family. All this preparation for Obon give me relief. It feels like they're here.)

 寄田錡さんは送り火(Farewell Fire)を焚き、盆踊りについて、次のように語ったことに私は共感しました。

「今の世の中、仕事があって皆忙しい。毎日、ご先祖さまとお付き合いする時間がなくなっている。それだから一年に一度くらいは思い出そうと思っています」
(Our lives are busy. So we spend less time with our ancestors. At least during Obon we take the time to reflect.)

そしてエバレットさんが語った言葉も私に深い印象を与えました。

「死はいつも待ち構えているけれど、いま私たちは生きている」
「お盆は死を思うからこそ生を祝い、つながりと愛を感じるまつり」
「日本人にとって死とは先祖のもとに帰ること。先祖との再会です。」

 綾渡のお盆風景を25分で、よくまとめてありました。デレクターの田島櫻子さん、有難うございました。

Japan - a country of timeless wonder and mystery. The deep spirituality of the Japanese has captured the hearts of many explorers in the past. The journey to uncover the essence of the Japanese spirit, begins.

For 3 days during the summer, the Japanese celebrate the Obon festival. It is a time when the ancestors' spirits return from the other side, to spend time with the living. All across Japan, Obon is celebrated in local, traditional ways. To discover the spirit of Obon, 2 explorers visit a small village in Aichi Prefecture.
  


Posted by 一道 at 18:04Comments(0)