2009年01月31日
平成21年2月3日 節分法要
2月3日(火) 節分法要
受付を午前十時からおこないます。
十時半、観音堂にてお参りをして、本堂で豆まき、集会所で昼食と福引きをします。
お一人、千円です。
平勝寺の役員さん、年番さん並びに有志の方々がお取り持ちくださいます。
ご案内 : 同一ブログ内の「亡羊之嘆(住職のひとりごと)」も読んでくださいね。
Posted by 一道 at
11:32
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2009年01月01日
新年のあいさつ
新年あけましておめでとうございます
私の干支は戊子(つちのえ・ね)です。昨年で十干十二支が一巡し、昭和二十三年の干支にふたたび戻りました。干支のうえでは、生まれた時に帰ったことになり、新たに一歳からのはじまりです。
今年は己丑(つちのと・うし)です。先を急がない牛のように着実に一歩一歩を踏みしめていきたいと思います。
私の父は大正十三年、甲子(きのえ・ね)生まれでした。六十四歳で他界しました。それを思うと、うかうかしてはいられません。いつまでも生きているような気分でいるのですが、父が他界した歳までに、たった四年しかありません。とても大切な一日一日を無駄遣いせず丁寧に生きたいです。
先日、新聞に投稿された或る記事を読み、深く心を動かされました。
それは、火事に出会いすべてのものを失った婦人の手記でした。火事に遭ったその翌日から寝るところさえなかったのですが、友人宅に泊めてもらい暖かい食事までいただいたことに感謝されている文章でした。気丈な女性だなあと敬服しました。私は平静な気持ちで、そこまでの文章を読みました。
そして、つぎを読んだときに涙が出てしまいました。
「若いときから主人といっしょに築いてきた家も思い出の品々もひとつ残らず焼けてしまいました」
言葉にできない程のつらさを味わられたことでしょう。ささいなものを失ってさえ不安にかられる私など火事に遭ったらどうなってしまうのだろうと思いました。
しかし私が火事に遭わなくとも、すべてを置いて去っていかなければならない時が確実に私にもやって来るのです。私が所有していると思っているものとも、私とご縁のあったあらゆる人々とも、思い出とも、書き残したものとも、私自身の体さえとも別れていかなければなりません。
だからこそ、生かされている今日一日に感謝して、欲張らず怒らず心静かに充実して生きていきたいと思います。
皆様は新しい年に際し、それぞれ目標を立て邁進されることでしょう。
私も目標を持っています。この世に生まれ、仏道に出会い、師匠から習ったことをどのように消化し、どのように実践していくかが還暦後の目標です。
あと中国に関して見聞を広めることも楽しみのひとつです。
どうぞ皆様、健康に気をつけて今年も無事に過ごされますように。
Posted by 一道 at
17:47
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